ワガママな弟
今日もうちのお母さんは
帰りが遅い。
だから夕飯はあたしが
作った。
廉を呼ぶには迷ったけど
覚悟をきめて
廉を呼んだ。
「廉ー?ご飯だよー!!」
あたしの声は
意外にも簡単にでて安心した。
「…今日はいらない。」
返ってきた返事は
あたしの胸を苦しくさせた。
あたしが嫌いになった?
姉だなんて言ったから?
キスされて泣いたから?
その日はあたしが作った夕飯は
手をつけられる事がなかった。