バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
マンションを出ると、勇気と満那人がいた。




「おはよう、今日も来てくれたの?」



「ああ、どうせ通り道だしな満那人。」



『ああ。』



クスッ相変わらず話さない満那人。



「満那人君相変わらず話さないんだね。


まぁ、そこがモテるんだろうけど。」



『満那人モテるの?』



「うん、勇気君もだよ。二人は対象的だからね。


ほら、部活で二人がサッカーしてるの応援してる女の子沢山がいるでしょ。


みんな勇気君と満那人君目当てなんだよ。」



二人が私を見た。



何?



二人に見つめられ慌てた。


「どうしたの?二人ともイケメンだしね。モテモテだね。」



勇気が、『夕顔はどうなの?』



どうなのって何が?



『つまりだな、俺と満那人がモテて嬉しいのか?』



「そりゃ、勿論嬉しいに決まってるでしょ。


私の友達がモテるのは気分いいよ。」



勇気と満那人の顔が曇る。


『おまえなぁ、何にも分かってないんだな。


俺たち二人の気持ち。』



二人の気持ち?



どういう意味?








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