バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
「中野さん、奥さんに今連絡出来ますか? 」




『はい昨日も亜沙美の事で電話しましたから。


亜沙美にママの事話したら会いたいと言い出し、


ついカーとなって、《おまえのせいでママが出て行った》なんて怒鳴ってしまったんです。



みんな俺のせいなのに、だから亜沙美俺に怯えるようになってしまった。


自分でもどうしていいのか分からない。


妻に会って拒まれたらどうしよう。』




男って何でこんなに気が弱いの!



まだ好きなら好きってぶつかればいいのに。



「中野さん、今から奥さんに電話して下さい。


そして今から会いに行きましょう。


亜沙美ちゃんも連れて、私も一緒に行きますから、


でも、その前に何処かで夕食たべましょ。


食べないと戦う力がでないからね。」



中野さんが笑った。



『華先生は亜沙美がいう通り面白い人だ。


華先生の力を借りて頑張ってみます。』



ああ、私って後先考えないで行動してしまう性格ちっとも直ってないな。



一輝に話したら叱られそう。






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