バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
子供たちの笑顔が見たい。


それだけで頑張って行ける。



家庭と仕事の両立はかなり難しい。



彩夏もお店の定休日以外働いている。



啓太は当直もありすれ違いだ。



結局廉人が犠牲になってしまう。



彩夏も啓太もどうにかしたいと思いながら、



仕事をこなしている。



私は一応土日はお休みを貰っているから、



一輝と子供と出掛けたりも出来る。



たけど、啓太と彩夏はそれも出来ず、



廉人は土日殆んど我が家にいる。



小さな廉人は一杯我慢してるんだと思う。



たけどパパとママが大好きな廉人は我が儘を言わない。



それがよけいに痛々しい。


でも一輝に、『華廉人を預かるのは構わないけど、


これは小沢家の問題だから、絶対口を出しては行けないよ。


お節介をやいたら駄目だからね。』



一輝にガツンと言われた。






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