オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
「あ、ここ違う。んとねこれはー」
肩が軽く触れてるのなんかまったく気にしないで問題の説明を始める無神経ヤロー。
「関係代名詞をー……って」
うわ、つーかなんだコイツすげーいいにおいする。
「……翼ちゃん? きーてるー?」
香水つける男とかありえねーけど……なんかコイツだとなんか不快感がねえ。
ていうかむしろ胸あたりがほわってか、ふわってか、そんなカンジ……
「つーばーさーちゃんっ」
「え、あ、うわッ!?」
爪の整った人差し指でツンツンと頬を刺されて、我に返ったら。
不思議そうな顔したバ会長のドアップが視界いっぱいに映っていた。