オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
絢は驚いたようにあたしを見下ろしていて、早すぎる反応が怪しかったかと後悔した。
「ああ、絢。帰ってきてたんか」
でも、アイツかと思ったんだよ、悪ぃかよ。
相手もいないのに逆ギレて口を曲げると絢は首をかしげる。
「翼、だれか待ってるの?」
「はッ!? 何でだよ!!」
「え……だって、あ、もしかして右京さん?」
楽しそうに絢がぽん、と手をたたいた。
そしたら……あの光景が蘇ってきてまたイライラモヤモヤとしてきて。
握ったこぶしを力強く机に叩きつけてしまった。