オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
神木先生にどーも、と軽く礼をして自分の席へ戻る。
イスに座って意味もなく机の上にテスト用紙を並べてみた。
うん、改めてすげぇ。
「ん。ま、あたりまえか」
あのヤマかなり当たってたもんな。
まさか同じ問題があんなにバンバンでるなんて思わなかったぞ。
テスト始まった瞬間のあの衝撃は忘れられねえなー……。
「ぜんぶ……アイツのおかげ……だよな」
赤いペンで85という数字が書かれた英語の解答用紙を見つめていると、頭に浮かぶ茶髪。
最近見てないヘラヘラ笑顔。
最近聞いてない……
と、そこまで考えて死にたくなった。
あの日からどんどんおかしくなっていく自分の思考がイヤダ。
「あー……なんだ、もう、あたしキモイ……」
最近……聞いてない、
好きってコトバ。
……さみしいとか、死にてえ……。