オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
……じつは、
ヒール靴なんて履きなれないから、靴擦れしたのか、ずっと足が痛かった。
……隠してたんだけど。
藤岡くんには、お見通しのようで。
また、胸がきゅーってなる。
「よくこんなん履いてられんな。いつもコレかよ?」
あたしのパンプスを持ち上げながらつぶやく。
絶対ヒール7センチ以上ある。
いやまあ、あたしだって普段は履かないんだけど、
「いや、それは今日だけ……藤岡くん、背、おっきいから」
「は?」
「あたし、ちっちゃいし。ちょっとだけ背のび、みたいな……えと……」
あたしの身長、153センチ。
藤岡くんの身長、推定186センチ。
身長差ありすぎるから、となり歩いて大丈夫か心配だった。
「……藤岡くんに、お似合いの女に、なりたいので……」
言ってから我にかえる。
あたしは何を言ってるんだ。
顔があつい。
目は合わせられなかったけど、横から向けられる藤岡くんの視線が痛かった。