オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
下むいて、ガマンした。
ここで泣いたら、更にうざいから。
うつむくあたしの頭上から、藤岡くんの声が降ってくる。
「……なんか、オマエが他の男といるの、イラつく」
……え?
ため息まじりに吐き出された言葉に、あたしは耳を疑った。
「俺以外の男の話されるとムカつくし……そういうの俺だけじゃねぇの、とか思ったり」
さっき。
CD買ったとき。
あたしが、藤岡くん以外のひと、かっこいいって言ったから。
だから、不機嫌になった?
「……あいつの前で、手、離すし」
篁さんのことだ。
だって、それは、藤岡くんに迷惑だって思ったから。
「あいつと仲良さげなのも、イラつく」
顔をあげて見ると、藤岡くんの顔は本当に嫌そうだった。
わからないのかな。
あたしのこと喜ばせてるってこと。
「……これ、何なんだよ」
ねぇ、藤岡くん。