・゚+俺ギミック+゚・




『いいでしょ?ね、行こ♪』



そう言って私の腕を掴み立たせる男





「うぅ;;…ぃやだ。」



揺れる視界の中必死に抵抗する






『てか、君メッチャ可愛いね♪
俺の彼女になんない??』







この人話し聞いてない;;

嫌だっつてんじゃん…

((何で私こんなに冷静なんだ?







美嘉先輩は……どこ








抵抗しながらも後ろを見てみると二人がかりで美嘉先輩を引っ張っているのが見えた

((それでも動かない先輩は。。。








つか、私。着々と連れて行かれちゃってるよね!?


くらくらも良くなってきたし勝てるッッ!!







逃げれると思った私はフルパワーで手を振りほどき走るッッ…はずだったのに;;





「ぐッッ;;……離せぃ!!」



いくら手を振っても離してくれない男






『ククク、そんなんで力入れてんの?可愛い♪』




ニヤニヤ笑いながらまた歩きだす男








…ヤバい!!本当に連れてかれるッッ

私の計画は完璧だったはずなのに
((力の弱さを計算してなかった…








だんだん人気のない所に連れて行かれる私







「…たす…け」



怖さのあまりに声が震えてうまくでない








『痛くないから』



笑いながら近づいてくる男




避けるために後ろへ下がっていると壁が背中にあたり動けなくなる







そんな私に近づいてきて顔を挟むように手をおく







「…ぃやッッ」



男の胸板を押すがびくともしない








ついに手が肩に触れ顔が近づいてくる








助けて、陸ッッ!!







目をぎゆっと瞑り近づいてくる顔にたえる








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