トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
洗面所で手を洗いながら
ふと鏡を見ると。
服の隙間から、胸元がチラッと見えた瞬間―…
「…あっ!」
あたしの白い肌に、一カ所だけ赤紫色になっている跡があったのだ。
「優ってば…」
いつの間に、こんなところにキスマークなんて付けていたんだろう…。
その部分をそっと指でなぞってみると。
昨日の出来事が、走馬灯のように頭を駆け巡り―…。
あたしの頬は、勝手に赤く染まっていってしまう。
「……………」
ねぇ……優。
さっきまで一緒にいたばかりなのに。
今すぐにでもまた
優に会いたくて会いたくて
仕方がないよ――…。
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