トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜

白で統一されていて、きちんと整理整頓された綺麗な部屋。


『奈津の部屋なんて、久しぶりだな…』


あたしは白いフカフカのソファーに座りながら、懐かしんでいると…。



マグカップふたつを乗せたお盆を片手に、奈津が部屋へと戻ってきた。



「美衣、体冷えたでしょ?これでも飲んで温まってね」


そう言って、マグカップのひとつをあたしに差し出してくれた。


「ありがと」

あたしはマグカップを受け取ると、冷たい手を温めるように、両手でマグを包み込んだ。


そこからは、甘く香ばしい香りが漂ってきて。


口の中いっぱいに、甘く優しいホットココアの味が広がっていく―…。



「…美味しい」


思わず、あたしからは笑みがこぼれ落ちた―…。



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