僕の好きな人


そう、一言残して

僕はトイレでずっとすすり泣いていた。


誰かが入ってきて

これを聞いてお化けと

間違えられなければいいけど


と、いらないところに

神経を張っているつもりだった。




「グズン…グズン。」




ホント、何泣いてるんだよ。

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