労働の価値 その2
--- 8-2 ---

この社会の特ちょうは、
ひとも、
ものも、
だれかの持ち物だということだ。

だから、
労働も作ったものも、
「酔っ払いの夢」みたいになることは、
ない。

すべては持ち主に、
ささげるもの。

労働も、
作ったものも、
持ち主に納められた。

そういう形で、
ひとの集まりが毎日くりかえすことがらのなかに、
収まっている。

労働のそのままの役立ち方、
そしてそれはなぜするのか。

これがそのまま、
ひとびとに求められる。

上着の「縫いあわせ」はまさに、
上着を作る作業として。

そしてそれが作るものが上着だということ。

これを、
その作り手の主人は、
求めている。

つまり、
「売り物」を作っているわけでは、
ない。

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