労働の価値 その2
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今日は「アン作り屋」は、
繁盛(はんじょう)した。

それが明日は、
「小倉アン屋」が人気になって、
こしアン作りは、
なくなるかも。

あるいは、
そのアン作りは、
だれにもまねのできないものかもしれないが。

それでも、
彼女のアンの「使う価値」は、
必ず「ある」とはかぎらない。

ひとびとのあいだの、
こしアンがほしいという気持ちには、
かぎりがある。

ほかの商品でも話しは同じだ。

もしだれかが、
さきにこしアンを売ったなら、
彼女のアンは、
ほしいと言うひとは、
いないだろう。

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