先生がくれたもの~運命に導かれて~
だが、帰り道の最中もオレは怖かった。
瑠璃はまだ戻っていないかもしれない。
それどころか、慣れない土地で迷子になってるかもしれない。
もしかしたら途中で事故なんか…
悪夢の連鎖がオレの頭の中をグルグルと回り続ける。
オレの足は恐怖で震え始めた。
瑠璃…どうか、どうか無事でいてくれ…
無傷のまま、オレの目の前に現れてくれ。
オレはお前を傷つけたけれども
どうか
もう一度オレに笑いかけてくれ。
オレは足の震えを気にせずに走り出した。
微かな希望を胸に抱いて。