先生がくれたもの~運命に導かれて~


夕焼けの赤は段々と夜の黒に変化していく。


そしてちょうど赤が全て消えた辺りで、オレは病院に着いた。


オレは入り口の小さなドアを開けた。


「小西先生。」


木場先生だった。


「瑠璃ちゃん、帰ってますよ。」


「帰ってるって…」


「久しぶりに自分から外に行って疲れたんでしょう。とりあえず寝かせておきました。」


オレはその言葉を耳にして、ゆっくりと瑠璃の病室まで行った。


病室の中を覗くと、院長の言った通り、瑠璃はスヤスヤと眠っていた。


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