先生がくれたもの~運命に導かれて~


オレはやっと診察を始められた。


そしたらさ


「ねぇ先生、」


何だよ。


「今は何も言わないで。」


今聴診器やってんのによ。


普通に分かるだろ?


「ご免なさい。」


オレは聴診器に耳を傾ける。





この音…


オレは聴診器を外した。


「どうかした?」


「あの…あたしの心臓の音、大丈夫だった?」





「そうだな…思ってたより良かったな。」


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