パンナちゃんへ
赤パンナちゃん
パンナちゃん


ママと一緒に家に戻ってきてから、家族皆がパンナちゃん中心の生活になったんだよ。


パンナちゃん
家に帰ってくる時は体重が200gも減ってたんだよ。


パンナちゃん
なかなかミルク飲んでくれなかったよ。
ママ毎日パンナちゃんの体重を測っては心配になってたんだ。
バァバはパンナちゃんが心配で10年働いていた仕事をやめちゃったんだ。
でも心配しないでね。
本当はパンナちゃんとずっと一緒にいたかっただけなんだから。


ジッチとパパはね、小さなパンナちゃんを抱っこしたいけど、とても小さいからどうやって抱っこしたらいいかわからなかったんだ。
そしたらね。
バァバがパンナちゃんをクルクルってバスタオルでくるんで抱っこしやすくしてくれたんだ。


パンナちゃんはね、本のページをめくる音でも目が覚めて泣いてたんだよ。


あまりにも泣くからママはパンナちゃんを抱っこしたまま座って寝たこともあるんだよ。

バァバはママを休ませようとしてたくさんパンナちゃんを抱っこしたんだよ。


ジッチはね、やっとパンナちゃんが眠ったのにわざと起こして抱っこしてたんだ。


パンナちゃんはおしゃぶりが大好き。
パンナちゃんはおしゃぶりのことを
ムニャ
って言ってたよね。

ムニャを吸いながら抱っこされたらよく眠ってたんだよ。


ミルクもなかなか飲まないからバァバとママは立ったまま抱っこしてベッドメリーを見せながらミルクあげてたんだよ。


たまにママは疲れてしまってパンナちゃんは何もわからないのに怒ってしまった事があるんだ。

ジッチはね、今までママを怒った事がなかったんだよ。

でもね、その時生まれて始めてジッチにとてもひどく叱られたんだ。
ママね、その時まだすごく若くて精神年齢はもっと幼かったんだ。
今考えたらなんて愚かな人間だろうかと恥ずかしくなってしまうくらいだったんだよ。


パンナちゃん。
ママの子供で幸せかな?
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