恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「やばーっ!渡先生の自己紹介、超うけたよね!先生面白すぎだし♪」


昼食の時間になっても、愛はまだ渡先生にハマっていた。


私の席でお互いのお弁当を広げながら、愛は笑顔で語った。


「笑顔が素敵で水泳できる上に面白いなんて…、最高だよね♪ほら、水泳してる人って、筋肉がかっこいいっていうじゃん?もう、早く部活行って確認したいな♪」


愛の情熱に圧倒されながら、私はお弁当に入っていたウインナーを一つ口に入れた。




私は…、
部活なんて憂鬱。


中学の時から高校生の自由な生活に憧れて、ただひたすら高校に入りたくて受験に挑んだ。


高校は自分の学力レベルで選んだつもりだけど…、

特に将来やりたいことがあるわけでもないし、

とりあえずそれを探すために大学に行こうと思ってこの高校を選んだ。


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