恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
それでも必ずやって来る放課後…
部活の時間。
『プールが校外にあって、場所を覚えてもらうため、とりあえず部室に来てくれ』
…と、昨日渡先生に言われていたので、その通りに愛と部室に向かった。
すでにテンション高めで軽やかな足取りの愛と、対照的にプールにすら近付きたくない私。
途中から愛の方が2、3歩先を行っていた。
「こんにちは♪」
ルンルン気分で愛が部室の扉を開けた。
「お!来たな。これで新入生揃ったな!」
例の薄暗い部室の中で、渡先生はすでにジャージ姿で中ほどの椅子に腰掛けていた。
その横に…、
見知らぬ男の子と女の子、一人ずつが椅子に座っていた。