恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「都築…。お前、普通にプールに上がれるようになったんだな。」


「へ?」



そういえば、足を動かしすぎて、もう鉄はしごまで行く気力がなかったから、見よう見まねでプールサイドに上がったんだけど…、、、


初めてまともに上がれた…!



「はい…、先生の言いつけ通り、腕立てやってますからね!」



あれからちゃんと毎日寝る前に腕立てをやっていた。


最初は全然腕が曲がらなくて、ホントの「腕立て(腕立ち?)」になってたけど、3日もすれば3回くらいできるようになった。


それだけなんだけど…、

プールサイドに上がれるようになった!!



「すごいじゃないか!この調子で腕立て頑張れよ!」


渡先生は、満面の笑顔を私に向けた。


「はい。ありがとうございます!」



私…、少しずつ進歩してるのかな???


なんか…、

褒められるって、悪くないかも。。。


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