からふる
 「みんな~、ジュース買ってきたよぉ~♪」

両手いっぱいの冷たいジュースのおかげで、私の体は、少しひんやりしていた。


 「おっせ~よ!じゃぁ、早くこっち来い!!」
真二が何だか今日は何かと強引だ。

・・何なんだ??

 おまたせッ!はい、はい・・・・。みんな、これでよかったよね?


 「今だ!!3,2,1!!」

真二くんのカウントを合図に、パンパンッと、激しい音が川原に響いた。

・・・・・?

しばらく思考停止状態が続いた。


 「な~に寝ぼけてんだよ!!今日はお前の誕生日だよ。自分の誕生日くらい覚えてろ」
純一くんが、にやにやした。
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