【短】桜の咲く頃に…
第二章
『もしもし、葵?寝坊しちゃったのぉ。1限のプリントお願い!』


毎度のことながら…と呆れつつ、マンションを出て向かいの神社へ向かう。


大学入学以来、毎朝拝んでから行くのが習慣だった。それも後1年…
境内の桜の木は今年も誇り高く咲いていた。




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