サラリーマン讃歌
あの頃の俺は未来を見据え、希望に満ち溢れていた……というとことはないが、今よりは希望を持って生活していた。

信号が青に変わると、両側の歩道から一斉に人の群れが動きだした。

俺もその流れにのって歩きだす。

横断歩道の半ばまできた時……






















…………俺の時間が止まった。

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