王様監禁ゲーム。

案の定、遊園地はたくさんの人で溢れかえっていた。


絶叫マシーンの音などを聞くと少しはドキドキしてきた。

フリーパスを買い、中に入る。


「なに乗りたい?」

その質問に10秒程悩んだあと、あたしはジェットコースターを指した。


「いいね」

憂鬱だった気持ちが、薄れてきた。


ワクワクだってする。

このまま楽しめたらいい。

なにもなく、無事終わることを、ただただあたしは祈っていた。



< 39 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop