【実話】コイウタ・完


『しお…ん?おい。起きろ』


私は、待ちくたびれて眠ってしまっていた。


『あ…おかえり。』


『おかえりじゃねーよ…なんでいるんだよ…』


『だって帰りたくないんだもん』


『家族と喧嘩でもしたか?』


『ううん。してないよ』


『じゃあみんな心配するから帰れよ』



この1ヵ月…佑斗の寮にいて、家族から連絡がたえなかった。




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