【実話】コイウタ・完
階段につくと、風も雪も入ってこなくて暖かった。
『よいしょっと。』
二人で同時に腰を下ろす。
少し複雑な気持ちで下を向いてる私の手を佑斗が強く握った。
はっとして、佑斗の顔を見るとニコッと微笑んでくれた。
そしたら、過去の恋の思い出も佑斗となら新しく塗り替えていける気がしたんだ。
しばらく話していると、いつも電話で聞き慣れてる声で話す佑斗に、徐々に緊張はなくなって、普段どおり話せるようになっていた。
『俺さ…』
急に佑斗が真面目な顔つきになり、話しだした。
『今まで自分の夢にしか興味がなくて、彼女とかいらねーって思ってた。』
『………。』
『だから俺、付き合うとかよく分からなくて、デートとかさ、彼女といる時どうしたらいいとかよく分かんないんだ。かっこ悪いよな…。(笑)』
『かっこ悪くなんかないよ…?』
『俺、女とか興味ないのに初めて詩音の事を好きになって付き合いたいと思ったんだ。だから自分でもびっくりしてる(笑)これから、よろしく!』
『こちらこそよろしくねっ☆なんか、嬉しいな…。初めての彼女って事は私がなんでも一番だもんっ!笑』
『詩音にとっては何人目の彼氏か知らないけどねー。(笑)』
そう言ってふてくされる佑斗が愛しく思えた…。
『よいしょっと。』
二人で同時に腰を下ろす。
少し複雑な気持ちで下を向いてる私の手を佑斗が強く握った。
はっとして、佑斗の顔を見るとニコッと微笑んでくれた。
そしたら、過去の恋の思い出も佑斗となら新しく塗り替えていける気がしたんだ。
しばらく話していると、いつも電話で聞き慣れてる声で話す佑斗に、徐々に緊張はなくなって、普段どおり話せるようになっていた。
『俺さ…』
急に佑斗が真面目な顔つきになり、話しだした。
『今まで自分の夢にしか興味がなくて、彼女とかいらねーって思ってた。』
『………。』
『だから俺、付き合うとかよく分からなくて、デートとかさ、彼女といる時どうしたらいいとかよく分かんないんだ。かっこ悪いよな…。(笑)』
『かっこ悪くなんかないよ…?』
『俺、女とか興味ないのに初めて詩音の事を好きになって付き合いたいと思ったんだ。だから自分でもびっくりしてる(笑)これから、よろしく!』
『こちらこそよろしくねっ☆なんか、嬉しいな…。初めての彼女って事は私がなんでも一番だもんっ!笑』
『詩音にとっては何人目の彼氏か知らないけどねー。(笑)』
そう言ってふてくされる佑斗が愛しく思えた…。