【実話】コイウタ・完
『佑斗が好き』


そう気付いた途端、気持ちが一気に大きくなった気がした。



そして意識しすぎて、今まで佑斗を見ても何も考えなかったのに

(佑斗を見てると、他の人に好きなことがバレちゃう!)


とか変に考えて、目で追わないように気をつけた。



『かっこいいよねー♪』


そう女の子達に言われるたびに『うん』と言いたい気持ちを押さえて返事をごまかしてた。






早くしなくちゃ佑斗が他の子にとられる!



そんな風に焦る私がいて、
なんだか自分でも不思議だった。



かっこいいなんて全く思わなかったし、むしろタイプじゃなかったのに…。




メアド知りたい…



他の子より近くにいきたい…



私の事もっと知ってほしい…




よし、メアド聞こう。



『佑斗のアドレス知りたいから、聞いてくれる…?』


佑斗の友達にお願いした。


『いいよ!ってさ』
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