ハピネス 〜女になった私〜
部屋の外から、二人の声とドアを叩く音。
それを無視するかの様に舞はテレビの音量を上げた。
「ねぇ舞、ナンパって何?」
「知らないよっ!うちらがここで呑気に寝こけてる間に、奴らは若い女と楽しんでたみたいだよ!しかも3人!しかもちょっと可愛かった!!」
かなり興奮気味の舞から詳しい話を聞き出した。
何でも舞が部屋に戻る途中に、拓くんが見知らぬ女性(しかも若くて可愛い)3人に囲まれている所に遭遇したらしい。
「カッコイイって誉められて、調子に乗って教えてあげたんだって!!」
信じているはずなのに、ちょっとした事で不安になる。
私以外の人をときめかせたかもしれないと思うだけでも腹が立つ。
「未希も怒んないよっ!これは立派な浮気だよっ!!」
舞に強く腕を引っ張られて、ドアの前に連れて行かれた。
「未希、開けて?話しよ?」
「舞〜、頼むから出て来いって?」
聞いた事のない様な情けない声にイライラする。
「ノブくんのばかっ!!もう帰って来なくていいっ!!」
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