ハピネス 〜女になった私〜



ノブくんは、私が話している間、ずっと黙って聞いてくれていた。



聞き返す事も、質問する事もなく、ただ手を繋いで私の話を聞いてくれた。



少しかすれた声。


まっすぐ見つめる目。



「どうかな?分かんないや。」



言えるわけないよ。



好きだなんて。




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