戦国サイダー
「異論があるなら、はっきり申せ」



ぐぐっと近寄った顔、ぶつかる鼻。



……すっごい怖い。



美し過ぎるお顔にきゃーきゃー言っていられる場合じゃない。



「……も、申し訳ございません」


「ん?」



ひぃ、眉が寄ったどアップは余計に怖い!



「め……面倒見させて頂きます……」



負けたんじゃない、選択肢がないんだ。


私が生き残るためには、こう答えるしかなかったんだ。



そ、そう、今こう答えておいてさりげなく交番の前とか通ったりして、駆け込んじゃえば……


 
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