虹のかなた〜Second Love〜(実話)
〜第十章〜 小さな宝
同棲してからのあたし達は日々結婚式の準備に追われていた
『智也、お弁当♪ケガしないでね』
『あぁ!ありがとうな♪今日も式場で待ち合わせだな。行ってきます!チュ』
智也を見送り、いつものように家事をしながら仕事の準備をしていた
天気いいから洗濯済ましちゃお♪
洗濯カゴを持ち上げた時だった
ズキン…ズキン…
下腹部に違和感を感じた
痛っ……
まさか……
あたしはこの身に覚えのある痛みに恐怖を感じた