間違い電話
真っ直ぐ私を見る優一。


どうしよう。


直視できない。



「優一、あっ、あのね。」


私は慌てて話し出す。


「知ってるよ。好きな奴がいるんだろ?」


「うん・・・。」





「それ、ユウだろ?」




えっ?


何言ってるの?


違うよ?



「違う・・・。」


「えっ?違うのか?」



「優一の知らない人・・・。」









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