Sweet Kiss
『Honey chokerの契約が成立しました!
では、お二人は親睦を深めてください』
《Honey chokerの契約》が何か、よく分からないけれど、いつのまにか成立したらしい。
そっ・・それに、<親睦を深める>って言ったって、初対面の知らない(←初対面だから知らないのは当たり前)
おまけに、超かっこいい王子と何をすればいいの?
私の頭のなかには?ハテナ?がいっぱい浮かんでいる。
「じゃ、行こうか」
王子に手を引かれ、大騒ぎの続いている講堂を出た。
外に出ると、デデーンと
・・・馬車
ほっ・・本当に使ってるんだ・・・
王子は、颯爽と馬車に乗り込むと、繋いだままの私の手を引っ張った。
「ほら、乗って」
うぅ・・・乗る・・・べきだよね?
私は、おずおずと馬車に乗り込んだ。
馬車の中は、王子と私の二人きり。
手は・・・まだ繋がれたまま。
「あの・・・手・・・」
「手?・・・あぁ、別にいーじゃん。君と僕との関係なんだし」
あなたと私の関係は、“無関係”だけど?
・・・とはさすがに言えず
私は、手を離してもらうことを早々と諦めた。