月に、想う LAST LETTER

涼ちゃんは、私の気持ちに気付いてたのかな。


あ、そうか。

気付いてたから、言わなかったんでしょう?

自分の気持ち、言わずにそばに居てくれたんでしょう?

私に気を使わせないために。



……優しいよね、涼ちゃん。


夏夜は、そんな涼ちゃんが大好きでした。


“好き”と言葉をかわした事も

お互いの気持ちを確かめた事もないけれど


恋人同士みたいだったよね、私たち。


< 13 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop