恐怖話




数日後、街で健太の姿を見た。



私のアパートを出て行ってから3ヶ月ぶりに姿を見た。







健太は女と親しげに歩いていた。
顔を伏せて気づかれないようにすれ違うと




『今日で付き合って1年記念日だよね!健太くん』




そう聞こえた。

















その日の夜は健太を呪いに呪った……
抑え切れない怒りが込み上げてくる………






部屋を真っ暗にして
机にはロウソクだけが辺りを不気味にともす。





ヴヴヴヴヴヴヴッッ
な……
ナンデナンデ…………
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッッッッ
ナ.....ンデ....



















何年も閉じこもり.................呪い続けた.....



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