続きは、社長室で。


二者択一なんて、生易しいものだったなら。


私は迷わず、貴方の傍にい続けたい。



婚約者の微笑む貴方を見るのは、辛いと思う。


身も心も、引き裂かれそうになるハズ。



それでも、今の心境よりマシだと思うの。


貴方と離れるコトに、比べれば・・・



だけれど、すべてはアノ日に終焉を迎えたの。



貴方から齎された言葉が、私を突き動かしただけ。



“何も変わらない”と、社長に言われて。


私もこのまま、何も変わらないコトを望んだの。



たとえ辛くても、傷ついたとしても。


貴方の傍にいられる、権利だったから。




でもね、それはムリなの・・・



後藤社長に示された、幾ばくかの猶予。


それは選択にして、必然でしかなくて――




関係を問い質されたトキには、もう遅かったの。




既に決められていた、別離であるから・・・





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