花火


学校帰り、傘をさしながらゆっくり歩いた。


真夏だというのに、少し肌寒い。


今は5時。


彼との繋がりはあの約束だけだったのに、その繋がりはいとも簡単にぷっつりと切れてしまった。


風向きで時々頬に当たる雨が異様に冷たかった。



雨が徐々にひどくなる。


家の窓から見えるのは、強い風に流されて斜めに突き刺さる雨と、目の前の公園の時計の針が指す7の文字。


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