レインブルー

見かねたクロがあたしの肩を叩いた。


「なによ」

「涼子の顔、真っ赤」


かーっとあたしの顔がさらに火照るのが分かる。

クロは面白がってあたしの顔を指でつついたりした。

自分だって七瀬先生の前では鼻の下伸ばして間抜けな顔をしてるくせに。


「黒井くん、篠田さん。ごめんね。先生行ってくるね」


救急箱を持って七瀬先生が謝った。

あたしとクロは首を横に振って七瀬先生が保健室を出て行くのを見送った。


「篠田、黒井。そろそろ授業が始まるから教室に戻りなさい」


廊下で藤木先生がいった。

残りのコーヒーを一気に飲み干してあたしとクロは藤木先生の後を追った。
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