あなたへ捧ぐ愛の歌
2章 宣戦布告!
え……。


頭が真っ白だ。


この甘くとろけるようなキスをされてそんな声で囁かれたら……





何も考えられなくなる。





亜季の事も―――……





私……悠里の事が……好き……なのかな………??





「ゆ……ぅ……り……ッ」






気が付くと私は




アイツの名前を愛しそうに呼んでいた。





アイツが……




ニヤリ





と笑った事も知らずに――……






このとき私は、悠里の事を好きになっていた。
< 14 / 22 >

この作品をシェア

pagetop