あなたへ捧ぐ愛の歌

-悠里-

ん……なんか視線を感じる……。


目の前を見ると見知らぬ女が一人。


……誰だ……??


「……何?」


すると目の前の女が焦ったように何か言ってる。


……もしかしてコイツも野次馬の一人か……?


……めんど……。


「もしかして…見とれてたとか?」


反応が知りたくてちょっとからかってみることにした。


「んなッ……ちがッ………!!」


ははッ!そんなに頭ごなしに否定しなくてもいいじゃんか。


てか動揺してるの丸分かりだし。


「ばーか!冗談だろ」


するとなんか怒ったようにこっちを睨みつけてきた。


「おあいにく様ですけど私、あなたに興味ありませんから」


なんだコイツ。


てか言った後”決まった”って顔してんですけど。
< 7 / 22 >

この作品をシェア

pagetop