あなたへ捧ぐ愛の歌
マジうける。


「葵ーっ!遅くなってゴメンネー」


ん…コイツ確か共演者の……


「亜季っ!もー帰ろーっ!!」


そうそう。確か……兵藤亜季!コイツの知り合いか…。


「え?どうしたの??」


「いいからっ!!!」


……よっぽどさっきの事が不愉快だったらしい。


こっちを見ずにさっさと兵藤の手を引っ張って行く。


……てかこんな面白れぇ女、初めてだ。


今までの女は皆笑顔一つで満足そうにして、俺に逆らうヤツなんていなかったのに。


アイツは………


マジ面白れぇ!


あーゆーヤツを惚れさせるのって楽しいだろうな。


暇つぶしに遊んでやるか……


俺が本気を出したらあんな女、絶対終わるな。


適当に遊んで飽きたら捨ててやる。

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