レヴィオルストーリー3
「っ、」


背中を打ち付けた瞬間息を詰まらせたアレン。

しかし気付かなかったのか、レイはそのまま深く求めた。


だが、さすがに限界近くまで疲れた身体にそれはキツい。


アレンはレイの肩を握る手に力を込め、死にものぐるいで引き剥がした。



「アレン…?」


拒絶されたと思ったレイは悲しそうに表情を歪ませる。

けれどそれ以上に余裕のないアレンは、咳き込むと少しの間だけ瞼を下ろして息を整えた。


それを彼の上から眺めていたレイは、ふと異変に気がつく。



「あ、アレン?ごめんなさい、大丈夫??」


アレンは冷や汗をかいて顔色まで悪くなっていた。


冷静になって考えてみると、かなり悪いことをした気がする。


レイはもう一度小さくごめんなさいと囁くと、アレンの上から退いてその横についた。



「……レイ…、お前…」

「ご、ごめんなさい。睨まないで…」

「……………………。」


しゅんとして必死に謝る彼女。

さすがにもう怒る気にはならず、かわりに眉を潜めて起き上がったアレンはレイの瞳を覗き込んだ。




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