レヴィオルストーリー3
「すっげ…」

「アレンが戦ってるの見たことないの?」


一緒になって眺めるリルムはきょとんとしながら訊ねた。


「悪魔と戦ってるのならあるけど…」


それは、アレンが突っ込んできた悪魔から庇ってくれたあの時のことだ。


あれが彼との出会いで、そしてユーリの人生の転機。

今はメディンという優しい老人と暮らせているし、友達だって増えた。

弟のような存在のルシイルといれるのだって、あの日城に入ったから。



「……俺、超救われてやんの」


ぼそりと呟いたユーリに、聞こえなかったのかリルムは目をぱちくりさせた。

なんでもない、と笑ってみせた少年は再び修行中の勇者に目を戻す。



「アレン、魔力強くね?」

「そうよっ。だってアレンだもん!」

「んだそりゃー。でもいいなぁ!」

「アンタだって十分強いじゃない」


リルムは確かに隊長の座を巡ってバトルした時、そう思っていた。

遠回しに褒めてやればやっぱり隊長は調子に乗る。



「まじで!?うっわ嬉しー!今度の任務は魔法使おっ!」

「うっざい調子乗んな!あたしだって使えるもんねっ」

「へっへーん、俺のが強い!」





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