loving you~あなたを愛してる~

「立てますか?」


そう言って、あたしの右腕、掴んで

自分の方に体を引き寄せた…。




大きな、手のひら…



あったかい…ぬくもり…


足がぁ~


「フラフラする…」

「えっ?」


「フラフラする…」

「マジですか!歩けます?」


「…な、なんとか…」


「ちょっと、待ってくださいね。タクシー捕まえますから。」


「あ、ありがとう…」


「いいえ。これくらい。あ、店長のバック。ちゃんと持ってきましたよ。はい。」

「あ、ども…重ね重ね…ありがとー」


「いいえ」って…


言いながら


なんて、ドキッとするくらいの、笑顔で


笑うの…。




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