【子供に読み聞かせたくない童話】かなしいピエロ
はえているくさをそこらじゅうひきちぎり、じめんにおちていたナイフでじぶんのてをおもいっきりさしました。

なんども、なんども。

こころの“いたみ”を、ての“いたみ”でごまかしたかったのです。

てからは、あかい“ち”がボタボタとながれます。

ナイフをつきさすたび、まわりのくさはあかくそまっていきました。

「う…。う…。う…。」

つきは、こうこうとかなしいピエロくんをてらします。

「うっ…。うっ…。うっ…。」

そして、ちまみれのピエロくんは、ふたたびなきました。
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