ハートの苺キャンディー"THE運命?"




「どうした…」


キーンコーンカーンコーン…
キーンコーンカーンコーン


の? "の"だよ"の"!!
あと1言だったのにタイミングよすぎ…


絢ちゃんを見ればよっぽど何か言いたかったのか上機嫌が不機嫌になってこっちをジトッと見てくるし…


私何も悪くないよ…悪いのはあのチャイムくんだよ!!


「あ…あの…絢ちゃん?」


恐る恐る絢ちゃんに声をかけた。
怖い…お腹がキューっと冷たくなる。



「何?話は帰りに話すから」


う…声色が暗い…
気圧が!!絢ちゃんと取り巻く空気が重いよ…



「じゃ。また後でね」


絢ちゃんは自分のクラスに帰ろうと颯爽とドアの方へ歩み寄り、ガラガラッと音がしたと同時に帰っていった。



私は自分の席に座り、時間が経つのをのんびりと待っていた





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