涙恋~RUIRENの魔法~
いいな、加恋は・・・・
そう思わずにはいられなかった。
希望が一杯あるんだもん。





「亜恋は、何か見つけたの?」



「部活?」




「あなたは、運動天才なんだから
何かしてみたらいいのに~」





「うん…今のとこあんまり
興味あるのがないわ。」





加恋は早速友人にアドレスを教えたようで
携帯が
ずっとなりつづけていた。



私は台所に食器をさげた。


「加恋は、どこにでも順応できる天才ね。
うちには天才だらけだわ。」


マネージャーに夢をひろげる
加恋に
目を細める母・・・・


普通なら親として
楽しみな娘たち


加恋には楽しみがあるけど
私には心配しかないんだろうな



母の背中につぶやく


  親不孝してごめんなさい




加恋の楽しげな様子に

救われる



情けない自分・・・・

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