涙恋~RUIRENの魔法~
水色のノート
「理恵子のこと知っていたのか?」

「あの病院にいるなんて
知らなかったの・・・・・
手術から目がさめたとき
手を握ってくれていたのが理恵子さんで・・・・」

私はシドロモドロになったいた。

「理恵子も
亜恋を知っていた・・・・
俺は何も気がつかないで
二人の間を行ったり来たりしてたんだ。」


「会えない時
ユウくんの家のちかくのショッピングセンターに
行ってたから
二人で買い物してる姿を見てた。」

優は深くため息をついた。


「ごめんな。さびしかったんだね。」


涙が出てきた。


「ごめんなさい。
理恵子さんが知ってるって
おもってませんでした。
傷つけてしまった・・・・」



「なぜ・・・・?
理恵子さん・・・・・」



「俺のせいなんだ。
出産が間近に仕事を失って
お産を急きょ実家でするのに
里帰りをしたんだ。
その行きの車が・・・・・
事故に巻き込まれたんだ・・・・・」


優が頭を抱えた。


私は動悸が激しくなった。


「即死・・・・・だった・・・・んだ・・・・」



「赤ちゃん・・・・も・・・・?」



「いっしょに・・・・・・」
< 170 / 441 >

この作品をシェア

pagetop